歯周病の怖さを知っていますか?放っておくと命に係わります!
先日テレビのモーニングショーを見ていて、思わずぞっとした健康に関する話題です。
歯周病を放っておくと認知症や心筋梗塞・脳梗塞の他に様々な病気のリスクが高まるというのです。
歯の健康の大切さを改めて感じさせられた内容だったので、紹介します。
なぜ歯周病は怖いの?
歯周病と口臭の関係
4月4日の朝、何気なくテレビをつけ、「羽鳥真一モーニングショー」を眺めていました。
その日は「歯周病予防デー」だったので、テーマは歯周病でした。
最初、日本人の口臭が外国人から臭いと思われることが多いという話から始まりました。
外国人を対象にした調査で、日本人の口臭が気になる外国人は7割近く、日本人とキスしたくないと思う人も4割余りとなったそうです。
外国人と接する機会のある人は要注意です。
その原因は歯周病にあり、ということです。
歯周病は自覚症状が現れにくいので気がつかない人が多いのです。
実際、若者の70%、中年の80%、シニアの90%は歯周病で、感染症の中で世界で最も多くの患者がいるそうです。
「もしかしたら私もそうかも」と思わず思ってしまい、引き続き番組を見入ってしまいました。
自分は大丈夫と思わず、疑ってかかった方がよさそうですね。
特に日本人は欧米人に比べて口内ケアに注意を払っている人の割合が少ないようです。
日本は口内ケア後進国と言うことです。
そうは言ったって、自分はしっかり歯磨きしているんだけど、と思う人も多いでしょう。
外国人からこのような評価を受けるということは、その認識が間違っているかもしれません。
今一度、歯周病予防のための歯磨きについて振り返って見ましょう。
歯周病が関係するのはこんな病気
番組の中で上げられた歯周病に関係する病名です。
認知症(アルツハイマー型)、心筋梗塞、脳梗塞、悪玉コレステロールの発生による血管の詰まり、誤嚥性肺炎、早産など。
アルツハイマー病は、アメリカの大学の研究で、アルツハイマー患者の脳内に慢性歯周病の原因細菌を発見したそうです。
マウスの実験でも、原因細菌を感染させたマウスの脳内で原因細菌によるアミラーゼβが著しく増加した結果を得たそうです。
アミラーゼβはアルツハイマー病の原因物質です。
若者からお年寄りまで歯周病にかかっている割合が多いことから、若いころから原因細菌が徐々に脳内に蓄積していると考えて不思議はありません。
長年かかって蓄積された原因細菌がついに重大な病気につながってしまうかもと考えると、老いも若きもたった今から予防に努めることがとても重要です。
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歯周病予防のため歯磨きで気をつけること
番組では歯科医師の角田麻里子さんによる正しい歯磨きについてのデモンストレーションがありました。
自分では正しく磨けているかは結構わからないもの、最初は手鏡を使って磨くことがおススメだそうです。
角田さんによる正しい歯磨きのポイントです。
・歯ブラシは鉛筆持ち、歯に45度で当てる
・歯ブラシを歯2本分程を目安に当てる
・歯間ブラシ等を使用する
・奥歯や歯垢ポケットはタフトブラシを使う
写真は、この番組を見て早速ドラッグストアで買ってきたタフトブラシです。
普通の歯ブラシと違い、先がとがっているので、奥歯や歯と歯の間の歯垢ポケットを効果的に磨くことができます。
少なくても3本ほどは誰でも奥歯に歯周病を持っているそうなので、正しい歯磨きをしっかりして歯周病及びそれによる病気のリスクを少なくしていきたいと思いました。
さいごに
歯磨きを正しくしないと、歯周病によるこれまでに述べた様々な病気にかかるリスク以外に、歯がダメになっていきます。
歯がダメになると固いものが食べられなくなり、最後には流動食のようなものしか食べられなくなります。
「人は口から老いていく」という言葉があります。
元気で長生きするには歯の健康はとても重要です。
今すぐに自分の歯磨きを見直して、正しい方法を身につけ、いつまでも健康に過ごしましょう。