「No」を言われても落ち込まないための賢い対応はこれ!
人に頼みごとをした時、相手から「No」と言われたらどう感じますか?
自分は嫌われているのではなどの否定的感情を抱く必要はありません。
前回は人から依頼ごとをされた時に役立つ「「No」と言えない時の上手な「Yes」の言い方とは?」を解説しました。
今回は、それとは逆にこちらからお願いをした時に、相手から「No」を言われた場合、どうすればいいかについて考えます。
「No」と言われるのは嫌われているから?
人に何かをお願いした時、「いやだ」とか「引き受けられない」などと拒絶された場合、あなたならどう感じますか?
普通、「No」を突き付けられたら、たいていの人は思わず不愉快な気分や怒りを感じるのではないでしょうか?
中には、てっきり引き受けてくれると思っていたのに、と悲しくなってしまう人もいるかもしれません。
そして、いろいろな感情が沸き上がってきます。
「あの人は私のことを嫌いなのでは?」
「私を馬鹿にしているのかも」
「自分は軽く見られている」
など自分の人格が否定されている気分になってしまいます。
「No」の理由はすべて相手の事情から
しかしこれらの解釈は当たっているのでしょうか?
ここでちょっと立ち止まって、別の方向、つまり相手の立場に立って考えてみましょう。
こんなことが考えられないでしょうか?
相手は以下のような理由があるのに「「No」と言えない時の上手な「Yes」の言い方とは?」、つまり“Yes,but...”を知らないばかりに、直接私に「No]と言ってしまったのです。
その理由とは、
・いま忙しい、手一杯。
・もっと適任がいる。
・以前に失敗したことがある。
・自分には出来そうにない。
・このことについてスキルがない。
・まだあなたのことをよく知らない。
・自分の役割とは思えない。
などです。
この中に
・嫌い
・馬鹿にしている
・軽く見ている
などこちらの人格に対する理由は一つもありません。
すべて相手側の事情です。
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良好な人間関係を続けていくために
もしこちらに理由があるとすれば、例えば
・依頼する内容について相手の理解が得られるよう十分に説明していない。
などが考えられます。
これとてもあなたのことを否定する内容ではありません。
つまり、あなたの人格否定的な理由は含まれておらず、ほとんどが相手側の理由だと捉えていいということになります。
そう捉えることで、その後の対応の仕方が違ってきます。
相手との人間関係を悪くすることも避けられます。
このことは、仕事上の付き合いに限らず、友人など個人同士の付き合いでも同じ対応が取れます。
相手の「No」に対して一瞬、感情的になりがちですが、その場合の解釈は当たっていません。
そこはぐーっと抑えて、心を広く理性的な解釈を心掛けることで、良好な人間関係を続けることができます。