外出先で傘置き場から傘の持ち去りを防ぐための方法と理論
出先で傘立てに置いた傘を誰かに持ち去られて困ったという経験があると思います。
私自身もこの経験は一度や二度ではありません。
その防止策としてこのようなことをしてみました。
これにはちゃんとした理論があるようです。
誰も経験した傘持ち去られの悔しさ
雨の日に出掛けた先で傘立てに立てて置いた傘が無くなっていた、あるいはあまりよくないものと入れ替わっていたという人は結構いると思います。
その時の悔しい気持ちは自分をネガティブな心理へと押しやってしまいます。
たとえビニール傘であっても、持って行った誰かわからない相手を恨み、ぶつけようのない怒りを抱きます。
しばらくすると、まあ高価な傘でないからと、交番に届けるようなこともせずに、やがて忘れてしまいます。
そして、これを二度、三度と繰り返すこともあります。
そんな時防止策として思いつくのが、傘の柄に印を付けることです。
方法としては、
・ビニールテープを巻く
・マジックインキなどで印をつける
などです。
これらには一長一短があります。
まず長所としては、確かに傘の持ち去られ防止に対して効果はあります。
印がついているだけで、人のものと間違わないことと共に、持ち去りにくい心理が働きます。
短所としては、あまり美しくないということです。
使っていくうちにビニールテープでは接着面からベタベタしたものが出てきたリ、剥がれた裏面が黒っぽく汚れてきたなく見えます。
マジックインキは相手がプラスチックの柄のせいで、にじんだり消えたりして、場合によっては柄を握る手についたりして汚れます。
マスキングテープを使って美しく
そこで使ってみたのが、コレ! 百均で買ったマスキングテープです。
このマスキングテープを柄の4カ所に巻いてみました。
ビニールテープなら4箇所も巻くと見た目がちょっとうるさい感じになってしまいます。
マスキングテープなら目障りになりません。
むしろおしゃれにさえ見えてしまい、楽しい気分になります。
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持ち去り防止策はアフォーダンス理論
傘の柄に目印を付けると持ち去りを防げるというのはアフォーダンスによるというのです!?
アフォーダンス(affordance)とは:
環境が動物に対して与える「意味」のこと。アメリカの知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソンによる造語であり、生態光学、生態心理学の基底的概念。「与える、提供する」という意味の英語 afford から造られた。
「人をある行為に誘導するためのヒントを示す事」というような意味で使用される事がかなり多い。「わかりやすい引き手を取り付けることで、タンスが引いて開けるという動作をより強くアフォードする」等。これらはギブソンの本来の意図からすれば全くの誤り。出典:ウィキペディア(Wikipedia)から抜粋
現在は正しい意味と誤用とが混在しているようです。
今回取り上げた「傘の持ち去りを防ぐ対策」は、「目立ちやすい目印を付けて、持ち去りを躊躇する気持ちに人をアフォードする」のですから、誤用の意味での活用といえます。
ともかくも、これで傘の持ち去りを防止して悔しい思いをせずに済むのなら、アフォーダンスの誤用もしっかり私たちの役に立っていると言っていいでしょう。