「No」と言えない時の上手な「Yes」の言い方とは?
仕事でもプライベートでも人から何かを依頼されることがあります。
都合が悪かったり受けたくなかったりで断りたい時になかなか「No」と言えなかったりします。
特に、お世話になっている相手からの依頼や重要事項であることが分かっている場合は、なおさら「No」とは言いづらいですね。
そんな時にうまく対処するにはどうすればいいでしょう。
日々やることがいっぱいで四苦八苦しているのに、さらに人から頼まれごとをされると、それが必要なことでも思わず「No」と言いたくなります。
あるいは、相手が日ごろからお世話になっている人からの依頼で、出来たら引き受けてあげたい気持ちが山々なれど、「Yes」と言ってもすぐには要求に応えられず、かえって相手に迷惑を掛けてしまうかもという時に、はっきり「No」と言いづらくて困ってしまいます。
また、直接はっきり「No」と言ってしまうと角が立ち、今後に支障が出てきかねません。
こんな時にうまく対応するにはどうすればいいでしょうか?
英語にはこんな便利な表現があります。
“Yes,but...”
直訳すれば「はい、しかし...」となりますが、
「いいですよ。しかし...」
だったり
「わかりました。そのかわり...」
などと、一旦引き受ける返事をしてから、それをするための条件をつけたり、こちらの事情を説明して進め方を理解してもらいます。
「今、緊急の仕事が入っているので、何時何時までになりそうですが、よろしいですか?」
とか、
「今の仕事を誰それと調整した上で、いつまでに出来そうかをお答えすることでよろしいですか?」
など、その時の自分の状況によっていろいろな回答の仕方ができます。
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これは仕事に限らず日常生活で友たちなどとの付き合いでも同じです。
相手:「これお願いできない?」
自分:「いいよ。これが終わったらね」
や
「わかった。今日は予定があるから明日でいい?」
など、便利な表現です。
こうすることで相手に自分の状況を理解してもらうことにもなり、人間関係を損なうことなく双方の要求を満たすことができます。
“Yes,but...”の方法は、「No」とも言えず、「Yes」とだけ言ってしまうと双方ともあとで困ったことになってしまう場合に、相手の要求も満たし、こちらの都合もつくようにするバランスの取れた有効な対処方法です。
ぜひこの
“Yes,but...”
をうまく使って、仕事にプライベートにスムーズな人間関係を維持発展させていきましょう。