NHK「あさイチ」で紹介の「おからパウダー」のすごいパワーとは?
5月22日のNHKの「あさイチ」では、「おからパウダー」について紹介していました。
「おから」、いわゆる「生おから」は子供のころからなじみがあり、これまでに何度も食べたことがありますが、「おからパウダー」については全く知りませんでした。
さまざまな面で優れた栄養食品であることを知り、俄然この「おからパウダー」に興味を持ちました。
「おから」と「おからパウダー」、「乾燥おから」の違い
おからパウダーの写真です。
おからには「おから」と「おからパウダー」、さらには「乾燥おから」の3種類があることを知っていましたか?
今回、番組で「おからパウダー」を初めて知り、そのついでに調べていて「乾燥おから」もあることを知りました。
「おから」とは
「おから」は豆腐を作る際に細かく砕いた大豆を煮て絞った時の搾りかすです。
絞った時の汁は豆乳になり、豆乳ににがりを加えて固まらせたものが豆腐です。
水分を多く含んでいるので、他のおから類と区別するため「生おから」とも呼ばれます。
「乾燥おから」とは
「生おから」を乾燥したもので、「ドライおから」とも呼ばれています。
ぱさぱさ感があり、パン粉のような感じです。
何か料理に使えそうですね。
「おからパウダー」とは
「乾燥おから」を細かいメッシュを通して小麦粉のような粉末にしたものです。
「おから」は豆腐を作る際に出る不要物とされて、産業廃棄物に指定されてしまっているのです。
使われずに捨てられることに疑問を抱いたある人が、「おからパウダー」にして食品として有効活用しようと思いつき、開発されたのだそうです。
「おから」の栄養価
「おから」は他の大豆食品より栄養価が高い
番組内でも紹介されましたが、大豆加工食品の中で「おから」の栄養価は抜きんでています。
下の表は日本食品標準成分表2015年版による木綿豆腐、納豆、豆味噌、乾燥おからに含まれるタンパク質、脂質、食物繊維を比較したものです。
いずれの成分も「おから」が抜きんでています。
番組では、これらの成分を多く含んでいる食材は血糖値の抑制効果が期待できると北里研究所病院の山田悟糖尿病センター長の話を紹介していました。
豆腐を作る際のしぼり汁よりもしぼりかすの方により多くの栄養成分が残っているということだと言えます。
「あさイチ」HP内で紹介されている「日本食品標準成分表2015年版」による「大豆加工食品の成分(100gあたり)」
「おから」のアミノ酸は他の食品に負けない
「おから」はアミノ酸も他の食品よりも多く含まれています。
ロイシンは筋肉を作る作用を刺激してくれるアミノ酸の一種です。
このロイシンはサバや鶏もも肉などに多く含まれていますが、同じく日本食品標準成分表2015年版によると、「おから」での含有量はこれらの食品を上回っています。
「あさイチ」HP内で紹介されている「日本食品標準成分表2015年版」による「ロイシンの含有量(100gあたり)
筋肉増強といえば、「プロテイン」が頭に浮かび、購入したこともあります。
「おからパウダー」も筋肉増強に役立つということならば、これからはこちらをメインに食べて行きたいと思ってしまいました。
まさに「おから」パワー恐るべし!と言えますね。
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「おからパウダー」の入手先
「おから」や「おからパウダー」がこれほど栄養価の高くいい食品であっても、手に入らなくては何の役にも立ちません。
そこで入手先を紹介します。
「おから」はご存じの通り、スーパーの豆腐や揚げを売っているコーナー、あるいは街の豆腐屋さんで手に入ります。
「乾燥おから」はスーパーの農産品乾物やパン粉などのコーナーに置いてあります。
またはネット通販で購入できます。
「おからパウダー」は、残念ながらスーパーでは売られていないようです。
もし見つけたら、その時に紹介します。
ネット通販大手のアマゾンと楽天を調べたところ、いくつもの銘柄品がありました!
ただし、評価の高い人気の銘柄のいくつかは、番組のせいなのか最近人気が高まっているせいなのか、在庫なしで入荷予定も決まっていないようです。
在庫ありの銘柄の中から一つを注文しましたので、入手したら番組内で紹介していた「おから」レシピのうち、比較的手のかからないものをいくつか選んで作ってみようと思います。
その結果を後日報告します。